「静かなる夜」@神田連雀亭37
寒暖の差が激しいせいか、体調がやや優れない感じです。
そういえば先日行った会で、開演前、座席後方のお母様たちがある二ツ目さんの噂話を。
その二ツ目さんはどうやら頻繁に体調を崩すらしくーーー
「体調管理ができてないのよねぇ」
「好き嫌いがあるのよ、きっと」
「ご飯食べてないんじゃないの?」
「もともと少食らしいのよぉ」
「それじゃあねぇ」
まるで親戚のおばさん状態(笑)
こんな会話にもほっこりしてしまう今日この頃。
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1月21日は、麻布十番の「カリーズ寄席」と「コイツdeショーYo!」」
という二人会では聴いてるけど、
まだ独演会は行けてなかった
春風亭昇羊さんの独演会「静かなる夜」へ。
これはだいぶ前から予約していて、とても楽しみにしていた会。
そして完売御礼のツイートも流れて来ていたので、
予約していて良かったなと。
そして当日。
BGMは「a flood of circle」。
歌詞が特徴的だったから調べて初めて知るという(笑)
そしてそして、お客さんの女子率高かりし。
8割強女子(笑)
福山のライブ状態。
おじさん(僕)、居場所が…(笑)
(とか言いつつ、次の4月15日、予約したけどもー)
そんでも持って、当日用のチラシが凝ってる。
内容とリンクしたラブレター。
会全体の演出がいちいちおしゃれな感じ。
番組は、
新作「河童祭りの由来」 昇羊
紙切り 林家喜之輔(前座)
古典「だくだく」 昇羊
お仲入り(BGM・50'sソングだったか)
新作「単眼鏡奇談」 昇羊
マクラは、BSドラマ撮影秘話を振って、
新作「河童祭りの由来」へ。
前回は、母親が高慢というかあからさまに攻撃的だったのを、
「一見、謙虚そうに見えてズケズケ言う」キャラに。
そして聴いた中で一番と言っていい楽しさだった。
紙切りの喜之輔さんはまだ10代!とにかく可愛い。
可愛いのに芸達者。ミッキー、大黒さん、宝船etc…をチョキチョキ。
数少ない男子のお客さん(小学生も)の似顔絵も!
昇羊さんの二席目は、
コンビニのバイト女子高生から
仕返しは妄想の中で(笑)というマクラから
「だくだく」へ(笑)
現代風の言葉など使わずに、
ドッカンドッカンウケてた。
こういう噺は若い女子にウケるのか。
それとも昇羊さんが演るからか
判別不能。
お仲入りもキャピキャピ賑やかに、
いよいよ三席目。
これがすごかった。強烈だった。
これまで聴いてた「単眼鏡奇談」が
ガラっと変わっていた。
それもものすごく面白くなって。
兄貴と二人連れの噺だったのを、
「だくだく」の主人公を、
この噺の主人公にも据えて、単独に。
単眼鏡にまつわる話に出てくる侍のキャラも
淡白だったのに、だいぶ肉付けされて面白いキャラに様変わり。
湯屋番ばりの妄想劇もあるが、
幽霊のお花に恋い焦がれる楽しい時間の経過の演出を、
キュートなBGM(ハメもの?)に乗せて踊るという
まさかのミュージカルスタイルも炸裂!
ちょっぴり切ない別れのシーンも良い。
(相変わらず、お花の「実は貞操観念が低い」というカミングアウトは面白い)
サゲは、ダジャレ好きな侍の伏線が効いててクスッとさせる。
(追い出しのBGMがちょー可愛い曲)
おじさん(僕)、場違いな気もする会だったけど、
とても笑ったよ。
だから次回も女子だらけだろうが、
断固として行くのである(笑)
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