「カリーズ寄席」@cafe kariz(麻布十番)(6)
こうしてブログを書いてると、
だいぶ、行く会というか、
行く噺家さんが偏ってきてるなぁと
丸わかり(笑)
それはまぁいいのだけど、
最近、「自分が客としてどうあるべきか」という
…結局、「なんも考えずに落語を楽しめる域」にはまだ達していない(笑)
昨日の緑君さんの会では、
自然体で楽しめた気がする。
一体何が違うのだろうか。
…って完全に独り言状態。
1月13日は、これまた毎月楽しみにしている
柳家花いちさんと春風亭昇羊さんの二人会へ。
番組は、
「だくだく」 昇羊
「桃太郎」 花いち
お仲入り
「二人だけの秘密」(3分版) 昇羊
「かわいい指南」 花いち
重なるときは重なるものなんだなぁと。
「だくだく」は始さんで聴いたばかり。
そして、ほぼ同じ型だった。
が、もちろん演者が違えば印象も面白さも変わる。
やや短縮版なのか、昼間に泥棒が下見に来る場面が端折られていた。
絵の先生を褒める場面があるのだけど、
始さん→棒読み
昇羊さん→オーバーに嘘っぽく
どちらもそれぞれ面白い。
そして、昇羊さんにもこの噺ハマっていた。
(後日の独演会で大勢の女子たちに
大ウケするほど)
とてもとても楽しめた。
花いちさんの「桃太郎」、初。というかこの、
重なるときは重なるもので、
先日小んぶさんの「実録 桃太郎」を
って、全然違うけど(笑)
「眠れない子供を寝かしつけるために「桃太郎」を聞かせ始めた父親に、
子供が辛抱たまらないという様子で、
「桃太郎」という話を学術的に解説する」
実は花いちさんの「初天神」が結構好きなので、
こういう父子の噺は大好物。
やはり、とてもとても楽しめた。
後半は二人とも新作。
「二人だけの秘密」は、
これで彼の新作の面白さを知った噺だし、
普通のが聴きたかったが事情があるから仕方ない(笑)
あと、「おみっちゃんと僕」も
いずれ聴いて見たい。
やっぱり面白かった。
本人的にはどうかわからないが、
おかまキャラが見事にハマるから不思議。
イイ男のおかまキャラは鉄板なのかな。
大いに笑わせてもらった。
「かわいい指南」は、なかの芸能小劇場で生で
「さ、さ、さ、さゆりー!?」と驚く指南所の師匠の場面がちょー好き(笑)
他にも笑えるところが盛りだくさん。
花いちさんの新作は(僕が聴いた限り)
ただ笑わせるための噺じゃなくて、
一幕の短編喜劇映画を観たような印象が残る。
他の新作の名手と言われる師匠たちを
ちょっとその辺を比較してみたいと思っている。
お開き前のトークでは、
昇羊さんは「3分落語」の大会、
花いちさんは「R-1」の二回戦、
それぞれの大会でのエピソードやら意気込みやら。
いやはや二人とも、面白いし、
すごい、の一言。
今後も期待している。感謝。
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