圓歌杯 漫談チャンピオン決定戦(決勝)@大和田伝承ホール(渋谷)

12月23日は、渋谷へ。

(実に十数年ぶりに訪れた渋谷。街は変わってるはずだけど、印象は同じだった)


落語会ではなく、二ツ目噺家さん達による漫談バトルの会。

連雀亭で何回か予選をやっていて、僕は一度だけ観に行った。

その時「柳家花いちという人はひと味違うぞ」と

びびびっときてファンになったという経緯がある。

(落語を聴いてじゃないんだ、というツッコミはなしで)

で、前回の時もそうだったけど、

花いちさん、順番の運がない(笑)

くじで決めてるのに、二連続一番をひくって(笑)


番組は、

花いち→天歌→花飛→始→竹千代→扇兵衛

お仲入り

はらしょう→好吉→花ん謝→歌実→歌扇→木りん


総勢12人による漫談が聴けてもうお腹いっぱい。

花いちさんは、お客ゼロの落語会の話や仲良い兄弟子・緑君さんのエピソード。


天歌さんは、宮崎での落語会の宣伝効果の話で、回覧板やら街宣車が(笑)


花飛さんは、らくごカフェでの会のマクラで一度聴いた、

正露丸が体内をそのまま移動した話(笑)

やや神経質なのか時間気にし過ぎて花飛さんだけ異常に短かった印象。


さんのも、色んな会でマクラで何度か聴いてる、

唄の稽古のおさらい会でのエピソード。これはもう鉄板ネタ。


そして、個人的には一番笑った竹千代さん。

米丸師匠に稽古をつけてもらういきさつが、

お笑いでいうところのてんどんがしっかり効いて爆笑もの。


扇兵衛さんは「よく高見盛似だと言われる」と(笑)

確かに似てるんだけど、おそらく似ている部分は本人はわかっていないはず(笑)

天然素材ってそういう感じが魅力ですしね。

漫談後、消化不良だったのか、謝楽祭でも歌っていた「東京ラプソディ」で

良いのどを聴かせてくれた。歌った後おひねりを強引に貰おうとしたのはギャグか。


はらしょうさんは用心深い偏執狂キャラ。某遊園地でバイトした時の

特異なスタッフ・ほりかわさんの話。個人的にこういうネタ、大好物。

さすがドキュメンタリー落語の人。


好吉さん、歌実さん、

歌扇さん、木りんさん、

四人とも面白かったのですが、

端折りますごめんなさい)

そして、歌橘さん秘蔵のチャンピオンベルトを搔っ攫ったのは花ん謝さん。

会場が大いに盛り上がった。

落語好きのお坊さんとの

ちぐはぐなやりとりが

いつの間にやら落語の稽古になり…。

そのお坊さんの暴走が止まらない

大オチが待っている。

笑いも一番多く、納得の優勝。

おめでとうございます!




蛇足

この会、伝承ホールいっぱいのお客サマ
…とはいってなくて、やや寂しい客入り。

いらっしゃる予定の円歌師も体調不良で来られずだったし、リアルタイムで歌橘師が円歌師とやりとりしてたらしいけど、内容関係なく、(お気に入りの)歌実さんを優勝にしちゃって、とのお達しがあったとかなかったとか(笑)

次回あるなら、もっと盛り上がるために何か改善点がありそうだな、と誠に僭越ながら思った次第。

落語と

連日、寄席、落語会、ホール落語に出かけて行きたいです。 その記録です。