第426回日本演芸若手研精会@日本橋社会教育会館ホール
昨日発売の「男の隠れ家2月号」をゲット。
応援している若手噺家さんがたくさん出てて嬉しい限り。
でも贔屓にしている噺家さん達が載ってなくて残念にも思う。
んー、「男の隠れ家」さん、まだまだ目の付け所が甘いぜ!(笑
さて、12月5日は、歴史ある若手の会へ。
番組は、
子ほめ 桃月庵はまぐり
湯屋番 春風亭昇々
普段の袴 入船亭小辰
佐々木政談 柳家緑太
お仲入り
やかん 三遊亭わん丈
おかめ団子 柳亭市楽
前座・はまぐりさんの「子ほめ」はとにかく元気。
「子ほめ」で主人公が縁起の悪い唄を赤ちゃんの前で唄うパターンは
初めて聴いた。白酒師の「子ほめ」だろうか。
新作のイメージが強い昇々さんの古典「湯屋番」。
主人公がひたすら妄想する噺だからか、
もの凄くハマっていた。
香港映画「ミスターブー」の日本語吹き替え
広川太一郎を彷彿させる時も含めて、ドハマリ。
もの凄く面白かった。
小辰さんの「普段の袴」は、情緒豊かで
まるで鬼平の世界観。
だから自然と武士を真似る男の、
オウム返しが効いてくる。
面白かった。
緑太さんはお初。
「花を持って歩いていたら子供達にいじられた」
というマクラをふって、
子供が出て来る古典「佐々木政談」へ。
実に聴きやすい印象。
客層に合わせたくすぐりもなかなか。
花緑さんのお弟子さんの幅広さたるや(笑
わん丈さんもお初。
元バンドマンらしく、リズム感が良い
という評判なのは知ってたけど、
これほど上手いとは思わなかった。
新作メインの人だと思っていたけど、
圓丈師が圓生師から直に教わった「やかん」を
ひっさげて堂々と初参戦。
くすぐりなど色々と改良されている主流の「やかん」ではなく、
純古典の「やかん」という感じか。
確かにこれまでに聴いた事のない
「やかん」だったが
圧巻の面白さ。
わん丈さん恐るべし。
市楽さんの「おかめ団子」は二度目。
熱い。
文七の三人会でしか聴いたことがなかったが
思いも寄らなかった熱さ。
熱い人だったんですね、市楽さん。
熱い想いをストレートに
ぶつけた「おかめ団子」
堪能させて頂きました。
「おっかさんの喜ぶ顔を見ると疲れがふっ飛ぶんです」
と言って団子を買う
(大根売りの)主人公の台詞が大好きです。
(27日の文七の会で市楽さん「芝浜」演るの知ってたけど、
行けずに残念無念…また研精会で聴けないかな…)
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