第四回 はじめてのよるのすけ@神田連雀亭28

先月21日。この会は

三遊亭好の助さん(笑点でおなじみのピンクの好楽師のお弟子さん)と

古今亭始さん(志ん輔師のお弟子さん)の二人会。


でも、(僕がこれまで行ってる他の)平均的な二人会とやや違っている。

二人の好きな人を一人ずつゲストに呼び、

計四人で一席ずつ演るのだけど、

ともすると連雀亭のきゃたぴら寄席のよう(笑)


個人的には、二人のトークの雰囲気がとても好きだし、二人の落語が好きなので、

ホストの好の助さんとさんをもう一席ずつ聴きたいという欲が出てきてる(笑)


そんな僕のわがままはさておき、

今回のゲストは、

さんの好きな人→金原亭馬久さん(十一代目金原亭馬生さんのお弟子さん)

好の助さんの好きな人→笑福亭べ瓶さん(笑福亭鶴瓶さんのお弟子さん)


番組は、

トーク 好の助さん

「棒鱈」好の助さん

「厄払い」馬久さん

お仲入り

「江戸荒物」べ瓶さん

「岸柳島」さん


まずはトーク。べ瓶さんが到着してないというアクシデントから開始。

ある種のアクシデントは面白いですよね。

なのでトークも盛り上がる(笑)


好の助さんの「棒鱈」は最高すぎた。顔芸も炸裂しちゃって大いに笑わせてもらった。

(自身のブログで「ポップ」な落語になってると吐露していた)

特に良かったのは、酔っぱらった江戸っ子の描写。

スタンダードな「棒鱈」は、

江戸っ子が隣の部屋で遊んでいる田舎侍を馬鹿にして恨み節を言うのに

終始する噺だと思うけど、

彼のは酔った江戸っ子が馬鹿にしつつも、酒が進むという要素が

入っていて、そこも笑いの一つに。


馬久さんは「素人義太夫」を初めて聴いてとても良かった人。

今回の「厄払い」は初めて聴く噺だったけど、「素人義太夫」同様

馬久さんの落ち着いた語り口で楽しめた。

声色というか語り口が、すでに名人の趣。


べ瓶さんの「江戸荒物」も初めて聴く噺。上方落語だそうだ。

先日の「らくごあそび」では未完成三題噺しか聴けなかったので、

今回聴けて良かった。

オウム返しものだったし、

マクラで上方と江戸での物の言い方の違いもふって、とても

わかりやすく楽しめた。

(遅刻の原因はわからずじまいだったが(笑))


トリの始さん。さんはけっこう聴いてる方だと思うが(と言っても6月からだが)、

「岸柳島」は初。

老人の旗本が屈強な若侍に一杯食わせる噺で、

聴くと柳と岸辺と舟の絵が浮かんで江戸が感じられる噺の一つで好きな噺。

これまで聴いた「岸柳島」(小痴楽さんとこはるさんのだけだけど)と比べると、

きせるの雁首を落とす若侍が一番イヤな奴として演出されていた。

この噺、始さんに合ってたし良かったな。


今回は、開口一番の好の助さんの「棒鱈」で笑いすぎて、

もの凄く笑い疲れてしまった印象。

歳なのかもしれないが、

一番最初に笑いすぎるのもあれだなぁ(笑)


この会、次回は10日後の12月1日。

もちろん参加(笑)

その模様はまた後日。

落語と

連日、寄席、落語会、ホール落語に出かけて行きたいです。 その記録です。