赤坂倶楽部”第7回 始アウェー”@赤坂会館(6F稽古場)2
3月2日は、このブログではおなじみの古今亭始さんの独演会へ。
前回も書いたけど、
始さんは連雀亭での「レンベン」が主軸の勉強会だと思うけど、
個人的には、彼の落語を三席聴けるこの会が割と気に入っている。
番組は、
「のめる」
「佐野山」
お仲入り
「長屋の花見」
この日のネタ出しは「長屋の花見」。
(実は昨日(4/4)が「第八回」で、
時期的には、昨日が「長屋の花見」日和だったなと(本人もブログでボソッと)(笑)
昨夜は昨夜で爆笑ものだったけども。)
「のめる」は、「おお、こういう噺も演るんだなぁ」
と一瞬思ったけれど、知らぬ間に勝手なイメージを作っている証拠だなと反省。
考えてみれば、お酒が好きな始さんが酒がらみの噺を演るのは当然。
一人は「つまらねぇ」、もう一人は「一杯のめる」が口癖の二人が
その口癖を言ったら罰金と決め事をする。
そして一人がなんとか言わせようとするが…。
始さん、明るく楽しい「のめる」。
大変楽しませてもらった。
「佐野山」は、お客さんと相撲を観に行き、
また、相撲の噺をリクエストされたとかで覚えた噺だとか。
個人的に、この噺も大好き。
大横綱がわざと悪者の役を買い、後輩へ最高の餞をお膳立てする人情噺。
小んぶさんのように横綱の風格は出づらい感じだが、
小兵の孝行者がハマる。
土俵上での臨場感ある馬鹿馬鹿しいやりとりが面白い。
こちらも楽しませてもらった。
(ちなみに、十両の宇良のファンになったと言っていたが、
なるほど、派手な取り口の力士。
落語で言えば、古今亭に似てるしな…って違うか。)
「長屋の花見」、この日はあいにく冷たい雨だったが、花見気分を先取り。
この噺もこの時期ならではの噺。
イイなぁこの噺。
貧乏長屋の大家と店子が花見に繰り出すだけの噺なんだけど、
貧乏だから、酒、かまぼこ、卵焼き、毛氈などは代用品。
周囲の目を気にして、なんとか体裁を整える大家、
白けながらも付き合う店子。
先日見かけた家族づれに
思春期真っ盛りぽいつまらなそうな表情をした女の子が
二人いて、そんなことも思い出したりして。
噺のほうは男だけの花見。
始さんならではの賑やかさがあって、
楽しませてもらった。
この日もたっぷり聴かせてもらい
楽しみ、元気をもらった。感謝!
0コメント