赤坂倶楽部”第8回 始アウェー”@赤坂会館(6F稽古場)4

4月一発目は、4日のさんの会へ。


さんは、ヤクルトファンだったり、ビ

ール好きだったり、

スノボやったり、コンパやったり、

鰻屋さんでのバイト歴があったり、

前職が介護のお仕事だったり…etc…。


と色々と知っていくわけですが、

僕とかぶるモノが全くないんですな(笑)


かろうじて相撲を観ることぐらいか。


でも。

落語を聴きに行くのに、

趣味が合う合わないは二の次なんだと思う。

(噺家さんの趣味に特化した会は遠慮すればいいだけだし)


実に不思議な感覚。



番組は、


「湯屋番」


「蜘蛛駕籠」


お仲入り


「棒鱈」



名古屋の大須演芸場と草津温泉の落語会に出演時のエピソード、

(自分が行けていない出演時エピソードが結構好き(笑))

そして銭湯での可愛らしい思い出話を

マクラに振って「湯屋番」へ。


若旦那が銭湯の番台で留守番することになり、

そこで色々と色っぽい事を妄想する…

(色っぽいと言っても、寅さん的な妄想だけど(笑))


という極めてわかりやすい噺。


前回聴いた時も賑やかな

一人妄想劇を繰り広げていたけど、

今回はさらにパワーアップ(笑)

(妄想に入る前に珍しく豪快な(?)

下ネタも炸裂(笑))


若旦那の様子に目を奪われた客が、

顔を垢すりで擦っちゃうとこでサゲ。



続く「蜘蛛駕籠」は初めて聴く噺。

もちろんさんでも初。

これがだいぶ好みの噺だった。


二人組の籠屋が客探しするだけの噺で、

目の前の茶屋の主人だと気づかずに客引きしたり、

武士に紛らわしい事を言われてぬか喜びしたり。

一人目の酔っ払いは同じ話を

繰り返した末に乗らないし、

二人目の酔っ払いは陽気に踊るが素寒貧。

挙句には駕籠代をはずむと言う客が現れて…。


次々と話が展開していき、とても楽しい。


「湯屋番」もテンション高かったが、

それを上回る熱演。


仲入り後、またまたテンション高い噺、

ネタ出しの「棒鱈」。

さんで聴くのは初。

喜多八師に稽古をつけて貰った噺だとか。


江戸っ子二人が料理屋の座敷で飲んでいると

隣座敷の田舎侍の会話が聞こえてきて、

やがて喧嘩に…。


という噺。


この田舎侍の訛りすぎな訛りが単純に面白いし、

独特の料理名、そして変な唄は鉄板ネタ。


田舎侍が披露する唄に、

(おそらく)他の人で聴いたことがない

唄があって、

聴けて得した気分だったし笑った。


で、江戸っ子の座敷の世話をする女中が

ちょこっと登場するのだけど、

この(超脇役の)女中がなんとも良い味。

こういう女役、本当にこの人の

持ち味が発揮される。

(と個人的には思っている)


やはり大いに笑って楽しんだ。




という事で、今回は全てテンション高く、

賑やかな爆笑噺ばかりだった。

さんで初めて聴く噺も二席あったのも

嬉しい限り。




さんと関係者各位の皆さんに感謝!

落語と

連日、寄席、落語会、ホール落語に出かけて行きたいです。 その記録です。